<紫苑ステークス2019情報>

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紫苑ステークスコース特性(中山2000m芝右内)
秋華賞トライアルとして2000年に新設された。当初は中山芝1800mで実施されていたが、2007年に200m延長され、秋華賞と同じ芝2000mに変更された。2016年からG3に昇格、秋華賞の優先出走権が3着以内なって興趣が高められた。4コーナー過ぎからのスタートで1コーナーまでの距離が400m程度だが、200m過ぎから5mの急坂がありペースは自然と落ちつく傾向がある。4つのコーナーがある小回りコースで内枠の先行力のある馬が断然有利になる。かなりのハイペースになった場合のみ差しが決まりやすくなるが直線が310m4大場の中ではもっとも短くペースは落ちついても一瞬の切れる末脚は有効になる。ゴール前では中山名物の急坂がある。残り180mから~残り70m付近にある急坂は高低差は2.2m、最大勾配は2.24%と日本一のキツさを誇る。この急坂で馬の脚色が鈍ることも多く見られる。2度の直線の坂越えをこなすパワーがあり3コーナーから直線までスピードを持続できる馬ほど好走しやすい。内枠に入った先行力のある馬は経済コースを通る確率高く有利になるコース。

<紫苑ステークス情報>
【4フィリアプーラ】
未勝利、フェアリーSを2連勝で重賞初制覇。桜花賞、オークスはともに2桁着順に大敗。1週前追い切りでは坂路で3頭併せ馬。頭の高さはまだ高いが、回転力のあるフットワークで駆ける。夏場を越して成長しての変わり身が期待できそうだ。朝日杯FSに覇者アルフレードの半妹で、母母ラトラヴィアータは短距離種牡馬サクラバクシンオーの全妹で。ハービンジャーよの配合によって、2000mの3歳牝馬同士ならば、距離はハービンジャーから受け継いだ小回りの機動力によってカバー可能な範囲内と思われる。

【5レッドベルディエス】
前走織姫賞(1勝クラス)は前日よりも時計の掛かる馬場だった。5か月ぶり休み明けでも仕上がりの早いタイプで良化していた。中団追走から4角で外を回って上がっていき、直線でもスピードを持続して抜け出して勝利。ディープインパクト×アンブライドルズソングの配合は朝日杯FSに覇者ダノンプラチナと同じで、配合的には覇者のサトノアラジンにも似ている。脚が長く大きなストライドで走るので、トップスピードののるまで時間を要するので基本は直線の長い外回り向き。

【7トーセンガーネット】
中央移籍後の初戦が紫苑ステークス挑戦になる。地方所属時は南関東牝馬三冠の、桜花賞(浦和)と東京プリンセス賞の2冠制、関東オークスでも3着した実績は高く評価できる。母の母ツィンクルヴェールはペールギュント(デイリー杯2歳S、スポシンザン記念の勝ち馬)の全姉、アグネスデジタルとのクロフネ配合でパワー型の中距離馬で、高速馬場で速い決め手勝負になると厳しいが、馬場が渋って力の要る馬場になった時は最有力になる

【14カレンブーケドール】
オークスで12番人気の低評価を覆しクビ差の2着、3着馬のクロノジェネシスには2馬身半をつけていた。G1特有の厳しい展開でポテンシャルを最大限に発揮できた精神力が大きな魅力だ。ディープインパクト×ストームキャット系の配合、母ソラリアはチリのG1エルダービー(芝2400m)に勝っているスタミナ持続タイプでしぶとい脚を伝えている。上がりのかかるレースで潜在能力を最大限発揮できる。

【15パッシングスルー】
前走の1勝クラス(福島芝2000m)は時計の掛かる馬場、3番手先行から早めに仕掛けて抜け出し3馬身差で圧勝。ルーラーシップ産駒でマイルより中距離の方が本来にスタミナをいかせる。また前走の1勝クラスは時計の掛かる馬場で圧勝しているように、馬場が重くなり上がりのかかるレースになれば、本来の持ち味であるパワーとスタミナ存分に発揮できると思われる。


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