ヴィクトリアマイル血統情報

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ヴィクトリアマイル血統情報

【アスコリピチェーノ】
父ダイワメジャーは、サンデーサイレンス系の代表的マイラー。産駒にはアドマイヤマーズやレシステンシアなど、マイルG1で実績を残した名馬が揃います。母アスコルティ(父Danehill Dancer)は短距離でJRA2勝。母母リッスンは英G1フィリーズマイルの勝ち馬で、サトノルークスやタッチングスピーチを輩出する名牝系です。サドラーズウェルズの血を持つこの母系が、底力と成長力を支えます。
ダイワメジャー×サドラー系の配合は、スピードとスタミナのバランスが良く、東京芝1600mにフィット。前走の1351ターフスプリント(サウジ)でも、先行して粘り切るダイワメジャー産駒らしい勝ち方で好調をアピール。血統的にも成長力と安定感を備えた有力馬です。

【ボンドガール】
同じく父ダイワメジャーの産駒で、マイル適性と先行力に優れる血統。母コーステッド(父Tizway)はBCジュベナイルフィリーズターフで2着の実績。母系にはロミタスやマリブピアなど欧米の名牝の血が流れ、スタミナと持続力を伝えます。
戦績は[1-5-1-2]と善戦続きですが、ダイワメジャー産駒としては珍しく差し脚質で、直線の長い東京コースに向く可能性も。兄ダノンベルーガに通じる良血で、父のスピードと母系の底力をあわせ持つ注目の存在です。

【ステレンボッシュ】
父エピファネイアは、瞬発力と持続力に優れたシンボリクリスエス系。母ブルークランズ(父ルーラーシップ)は中距離で活躍し、祖母系にはヴァルコスやロカなどの活躍馬が並ぶ名牝系です。
エピファネイア×ルーラーシップという配合は中距離向きながら、桜花賞を制したようにマイル適性も十分。東京芝1600mでは、長く良い脚を使えるこの血統の強みが活きるはず。スローならスタミナ型の切れ味がハマる可能性もあります。

【アルジーヌ】
父ロードカナロアは、短距離〜マイルのG1馬を多く輩出するスピード型種牡馬。母キャトルフィーユ(父ディープインパクト)は芝1800mの重賞勝ち馬で、祖母ワンフォーローズはカナダのチャンピオン牝馬。
母父ディープの柔らかさと、ロードカナロアのパワーが融合した配合は、東京芝1600mで実績のある組み合わせ。姉メルトユアハート、3/4兄ロードプレジールなど活躍馬が揃い、血統的な信頼度も高め。馬場が渋るとさらに力を発揮しやすくなるタイプです。

【クイーンズウォーク】
父キズナはディープインパクト直系で、2024年のリーディングサイアー。母ウェイヴェルアベニュー(父Harlington)は米G1スプリントの勝ち馬で、北米的なスピードとパワーを併せ持ちます。
兄にグレナディアガーズを持ち、馬体の力強さが特徴。金鯱賞では渋った馬場を差し切り、母系のパワーが光る走りを見せました。マイルではややスピード不足の懸念もありますが、馬場悪化やタフな展開になれば浮上する可能性あり。血統的に「雨なら買い」の一頭です。


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