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【オールカマー2026 血統情報】ニジンスキーの持続力が鍵!中山外2200の血脈を徹底解剖

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。秋の中距離路線の重要なステップレースで、1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられます。舞台となる中山芝外2200メートルは、レースの後半1000メートルが全体に速くなりやすい、いわゆるロングスパート戦になりやすい設定。ニジンスキー的な持続力に富む中距離馬が活躍しやすい舞台です。実際、2025年はレガレイラとドゥラドーレスのきょうだいがワンツーを決め、両馬の母ロカはリファール5×4とニジンスキー6×4を持っています。2023年1着ローシャムパークはニジンスキー6×7、2024年10人気2着アウスヴァールはニジンスキー5×5・5、2024年1着レーベンスティールや2023年2着タイトルホルダーも、同じくニジンスキーの血を引いていました。今年は、連覇を狙うレガレイラのほか、宝塚記念組のコスモキュランダやパンジャ、京成杯覇者ジューンテイクなどが集結。ここでは、有力各馬の血統を、1頭ずつ詳しく解説します。

レガレイラ(牝5歳)

母系にニジンスキーとリファールの血を引く、連覇を狙う実力牝馬です。父スワーヴリチャード、母ロカという血統。ドゥラドーレスの半妹で、ヴァルコスの姪、ステレンボッシュのイトコにあたります。牝祖ウインドインハーヘアは、ディープインパクトの母で、子孫に活躍馬多数の名繁殖。同じくウインドインハーヘアを持つアーバンシックとは、父が同じで母が全姉妹という、同血の間柄です。父スワーヴリチャードは、ジャパンカップと大阪杯を制したハーツクライの代表産駒。母ロカはリファール5×4とニジンスキー6×4を併せ持ち、持続力とスタミナを兼ね備えています。

無駄肉のない体つきで、ウインドインハーヘアとはこんなステイヤー質だったのだろうと思わせる牝馬です。中山芝外2200メートルはニジンスキー的な持続力が求められる舞台設定で、この血統構成はまさにうってつけ。前走の宝塚記念は、メイショウタバルの逃げによるハイペースで、毎年追走がしんどい流れになりがちですが、昨年のオールカマーのように前半ゆったりと入れれば、連覇も十分に見えてきます。中山適性の高さと、ニジンスキー・リファールという持続力血統を武器に、天皇賞秋への優先出走権を懸けた一戦に挑みます。母仔での連覇となれば、この牝系の底力を改めて証明することになりそうです。

コスモキュランダ(牡5歳)

シャフリヤールの全兄アルアイン産駒で、中山適性を示してきた実力馬です。父アルアイン、母サザンスピードという血統。母サザンスピードは、MRCコーフィールドカップ(オーストラリアG1・芝2400メートル)勝ち馬で、近親にはATCシャンペンステークス(オーストラリアG1・芝1600メートル)のゴーインディゴーがいます。父アルアインは、皐月賞と大阪杯に勝った名馬で、本馬やラフターラインズを輩出。父を重厚にした中距離馬という血統構成です。

血統的な特徴は、ヘイロー4×4とサーアイヴァー6×5・6のクロスを持つこと。この配合により、機動力も兼ね備えています。良績は中山内回りに集中しており、弥生賞に勝って皐月賞と有馬記念で2着という実績を残していますが、中山外2200メートルでもセントライト記念2着とAJCC3着という結果を残しており、決して合わないわけではありません。ここも積極策でしぶとく踏ん張れるかがポイント。豪州の名血を持つ母系のパワーと、ヘイロークロスによる機動力が組み合わさった配合で、宝塚記念からの巻き返しを狙います。中山コースへの高い適性を武器に、上位争いに加わる力は十分にあります。

ジューンテイク(牡5歳)

京成杯を制した、粘着力に優れる中距離馬です。父キズナ、母アドマイヤサブリナという血統。ジューンオレンジやジューンベロシティの弟で、アドマイヤビクターの甥、トーセンガーネットのイトコにあたります。母アドマイヤサブリナは、JRA3勝(芝1200~1400メートル)を挙げたスピード血統。牝祖ツィンクルブライドは桜花賞2着馬で、子孫にはミッキースワローやペールギュントなどがいます。

父キズナ×母父シンボリクリスエスという配合は、ソングラインやアカイイトと同じですが、この馬はリファール5×4を持っているのが特徴。この血により粘着力も備え、前で受けるとしぶとい競馬を見せます。ロベルト的な飛節を持つ馬体で、中山なら内回りがベターという評価。中山外2200メートルという舞台は、外回りではあるものの、ロングスパート戦に対応できる粘着力があれば、決して分の悪い条件ではありません。スローペースを巧く立ち回れるかが、この馬の好走のカギを握ります。京成杯覇者としての実績と、リファール由来の粘り強さを武器に、実績馬相手にどこまでやれるか注目される一頭です。

パンジャ(牡5歳)

フランス牝系の重厚な血を引く、ゴールドシップ産駒です。父ゴールドシップ、母ノッテビアンカという血統。ロングランの半弟で、ボンヌソワレの半兄、イタリアダービー(伊G2・芝2200メートル)のトーキョーゴールドの甥にあたります。母ノッテビアンカは、クリテリウムドサンクルー(フランスG1・芝2000メートル)3着という活躍馬。父ゴールドシップは、ステイゴールドの代表産駒で、メイショウタバルやユーバーレーベンなどの父としても知られています。

グレイソヴリンやミルリーフの重厚な斬れを持つフランス牝系で、ゴールドシップ産駒としてはストライドで差すタイプ。血統的な特徴として、ザミンストレル≒ニジンスキー5×6というクロスを持ち、中山外2200メートルのようなロングスパート戦に対応できる持続力を備えています。中山なら内回りより外2200メートルのほうが合う血統構成で、時計や上がりがかかる展開になれば、その特性がより生きてきます。フランス牝系由来の重厚さと、ニジンスキーの持続力血統を武器に、タフな流れになったときに浮上する可能性を秘めた一頭。父ゴールドシップ譲りの中距離適性を発揮し、上位争いを狙います。

エセルフリーダ(牝5歳)

中山牝馬ステークスを制した、キタサンブラック産駒の逃げ馬です。父キタサンブラック、母デルマオギン、母父ハービンジャーという血統。3代母ランニングヒロインの半兄にステージチャンプ、全姉にプライムステージがおり、4代母ダイナアクトレスは1988年のスプリンターズステークスなど重賞5勝という、名血を受け継いでいます。父キタサンブラックは、中長距離GⅠを7勝した名馬で、イクイノックスやクロワデュノールを輩出。産駒に底力とスタミナを伝えています。

前走の中山牝馬ステークスでは、道中2番手追走から抜け出し、最後は好位から追い上げてきたビヨンドザヴァレーの追撃を振り切って重賞初制覇。母父ハービンジャーの血で、パワーとスタミナが補完された配合です。通算14戦5勝という堅実な戦績を残しており、中山コースでの実績も確かなもの。牝馬でありながら、キタサンブラック産駒らしいフットワークの大きさを持ち、中山外2200メートルへの距離延長にも対応できる血統構成です。中山牝馬ステークスで見せた抜け出しの脚は、この舞台でも武器になりそう。牡馬相手のGⅡでどこまで通用するか、その底力が問われる一戦です。

アスクドゥポルテ(牡6歳)

京都記念勝ちの実績を持つ、ハービンジャー産駒のベテランです。父ハービンジャー、母ジャジャウマガール、母父ハーツクライという血統。母ジャジャウマガールを通じてハーツクライの血を引き、パワーと底力を兼ね備えた配合です。父ハービンジャーは、欧州の名種牡馬で、ディアドラやモズカッチャンなど、日本でも多くの活躍馬を送り出しています。今年の京都記念を制しており、2200メートルは重賞2勝を挙げている、相性の良い距離です。

初めての中山コースでどんな走りを見せるかが、この馬の焦点となります。父ハービンジャー×母父ハーツクライという組み合わせは、パワーとスタミナを兼備する配合で、タフな流れにも対応できる底力が魅力。京都記念での勝利が示す通り、2200メートルという距離への適性は確かなものがあります。6歳のベテラン馬らしい経験値と、ハービンジャー産駒らしいパワーを武器に、初挑戦となる中山コースで、その実力を発揮できるか注目されます。相性の良い距離での実績を生かし、実績馬相手にどこまで食い込めるかが見どころです。


まとめ

オールカマー2026は、中山芝外2200メートルのロングスパート戦で、ニジンスキー的な持続力に富む中距離馬が活躍しやすい一戦です。連覇を狙うレガレイラは、母ロカがリファール5×4とニジンスキー6×4を持つ、まさにこの舞台にうってつけの血統構成。相手筆頭は、ヘイロークロスによる機動力を持つコスモキュランダ、リファール由来の粘着力を持つジューンテイク、ニジンスキーのクロスとフランス牝系の重厚さを兼ね備えたパンジャです。牝馬のエセルフリーダはキタサンブラック産駒のフットワークで挑み、京都記念馬アスクドゥポルテはハーツクライ×ハービンジャーの底力を武器に初の中山コースに挑戦します。血統的な相性と、ロングスパート戦への対応力を照らし合わせて、狙いを定めたい一戦です。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。