桜花賞コース解説(阪神競馬場芝1600m外回り)

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桜花賞のスタート地点は、バックストレッチ(向正面)のほぼ中間地点です。阪神外回りコースの最大の特徴は、バックストレッチが非常に長く、3・4コーナーがゆったりと広々とした大回りである点にあります。スタートから3コーナーまでの距離は約444mもあり、先行争いが極端に激化しにくいのが大きなメリット。道中は序盤から中盤にかけて目立った起伏がなく、外回りの3・4コーナーも走りやすく、スピードが極端に落ち込むことなくレースが進行します。途中からポジションを上げて進出することも容易で、柔軟な戦略が立てやすいコースです。桜花賞コースの真骨頂は、最後の急坂と長く緩やかな直線にあります。3コーナー手前には上り坂があり、4コーナー出口手前の残り約600m地点から直線残り190mまでが緩やかな下り勾配になっています。ここで徐々に加速しながら直線に入るため、後方馬も勢いをつけやすいのが特徴です。そして阪神名物の高低差1.8m・勾配率1.5%の急坂が待ち受けます。残り120m地点から一気に1.8mを駆け上がり、最後の70mで勝負が決まるタフな設計。ゴール前の直線距離はAコース使用時473.6m、Bコース使用時476.3mと非常に長く、スピードとパワーの両方を兼ね備えた馬が圧倒的に有利になります。コーナーはわずか2回のみで、馬の実力がストレートに反映されやすく、紛れの少ないレース展開になりやすいのも桜花賞の魅力です。桜花賞では、前半で体力を温存し、脚を溜めて後半の末脚勝負に持ち込める馬が中心になります。ある程度速い流れになっても直線で瞬発力を発揮できる高い能力が求められます。一方、極端にスローなペースになれば逃げ馬が残りやすく、極端なハイペースになれば差し・追い込み馬が台頭するなど、展開次第で波乱も起こり得ます。2006年の改修工事竣工以降は枠順の有利不利が少なくなり、基本的に直線でスピードを発揮できる速い末脚を持つ馬が圧倒的に有利。4枠より外の人気薄差し馬や、思い切った逃げを打つ人気薄の逃げ馬が穴をあけるケースも少なくありません。阪神芝1600m外回りは、器用さよりも底力と持続力を問うコース。
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