【ヴィクトリアマイル2026予想】調教・追い切り情報

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【エンブロイダリー調教・追い切り情報】

昨年の桜花賞馬にして今年の阪神牝馬ステークスも制した4歳牝馬エンブロイダリーが、ヴィクトリアマイルに向けてほぼ万全の状態で仕上がってきた。

前走後は放牧を挟んで余裕を持ってリフレッシュし、4月30日に美浦へ帰厩。

5月3日から今週にかけてすべて助手騎乗のもと週2本ずつ、合計4本の追い切りをこなしており、調整過程に乱れは一切ない。

ここ2週は格下馬を相手にした併せ馬形式で負荷をかけた。

1週前の追い切りではWコースで早めに内から僚馬を交わすと、追い出された後は一気に突き放し、ラスト400mを11.1-11.1秒という抜群の好時計をマーク。

スピードの持続力と末脚の鋭さを存分に見せつけた内容だった。

最終追い切りとなった5月13日(水)は美浦坂路で実施。

タイムは53.6-38.7-24.7-12.0と4ハロン全体でも水準以上の数字をマークし、ラスト200mも12.0秒と申し分ない。

僚馬の内に入れて手応えに余裕を残しながらほぼ併入する形で収め力を出し切らずともこれだけのパフォーマンスを見せた点が心強い

森一馬調教師は「先週の時点でほぼ仕上がったという判断。

前半もしっかり折り合ってリズムよく走れていたし、ラストも馬なりでいい動きだった」と自信をのぞかせる。

積極的に負荷をかけた1週前と、余力を温存した最終週という"静と動"の使い分けが見事にはまっており、桜花賞を制した能力馬が最良の状態でG1本番を迎えることになりそうだ。

【カムニャック調教・追い切り情報】

カムニャックは前走後7日目から坂路入りを再開し、4月26日から今週にかけて週2本ずつ計6本の追い切りをこなすという、陣営の意欲が伝わる充実した調整過程を歩んでいる。

先週の最大の見どころとなったのはWコース(ウッドチップコース)での追い切りだ。

西塚騎手が手綱を取り、オープン馬2頭を追走するという実戦的な形で行われた。

直線では内に併せる形をとり、ゴール直前だけ軽く追われたところ中の馬に先着し、外の馬とは併入という結果を収めた。

注目すべきはラスト400mの時計で、11.3-11.3秒という均一かつ上質なラップを刻んでおり、スピードの持続力という面で申し分ない内容を示した。

そして今週の最終追い切りは助手騎乗による坂路単走。

内容は終い重点のごく軽めなものにとどまった。

この「最終追い切りの軽さ」は一見不安材料に映るが、すでに先週のWコース追いで高い負荷をかけて状態を仕上げていることを踏まえれば、最終週は疲労を抜いて万全の状態でレースに臨む狙いと解釈できる

体調面には不安がない。

今回のポイントを整理すると、①前走後から間断なく追い切りを重ねてきた意欲的な調整過程、②先週のWコースで見せたオープン馬相手に互角以上の動きとラスト11.3-11.3秒の好時計、③最終週に軽めで仕上げた点——この3点が評価の軸となる。

最終追い切りのボリューム不足はやや気になる点だが、状態そのものに問題はなく、本番でのパフォーマンスに期待が持てる仕上がりといえる。

【クイーンズウォーク調教・追い切り情報】

クイーンズウォークは放牧先から4月17日に栗東へ帰厩。

22日から今週にかけて、軽めのものを含めると計7本の追い切りをこなしており、調教量という点では十分な積み上げができている。

調整過程で特筆すべきは3週連続で西村淳騎手が跨り追い切られている点だ。

鞍上とのコミュニケーションを重視する陣営の意図が感じられ、信頼度の高い調整といえる。

先週のWコース(ウッドチップコース)追いでは2頭を追走する実戦的な形をとり、直線で内に入ったのち追い出されると、きっちりと交わして最先着を果たした。

さらに1角まで追われる場面もあったことから、時計の数字以上に中身の濃い内容だったと評価できる。

ただ、今週の最終追い切りには少し気になる点がある。

坂路単走でのごく軽めの内容自体はよくあるパターンだが、終いを促した際の反応がやや物足りなく映った点は正直に記しておきたい。

昨年のヴィクトリアマイル時と比較したとき、当時の仕上がりには及ばない可能性も否定できない。

とはいえ、帰厩後の調教量は豊富でベースの状態は整っており、力を出せる仕上がりにはある。

先週の動きで能力の高さは示している以上、最終追いの反応の鈍さが疲労によるものか、あるいは意図的に余力を残した結果なのかが評価の分かれ目となる

本番では西村淳騎手とのコンビで、先週見せた切れ味がそのまま発揮されるかに注目したい。

【チェルヴィニア調教・追い切り情報】

チェルヴィニアは放牧先から4月22日に美浦へ帰厩し、26日から今週にかけて日曜坂路・水曜Wコースという週2本のメニューを継続し、計6本の追い切りをこなしている。

調教量という観点では不足はなく、帰厩後のルーティンは整然と消化されてきた。

先週のWコースでは助手騎乗で僚馬の外に併せ、1200m77.8秒という猛稽古を積んだ。

これは負荷という面では申し分ない数字だ。

しかし直線での手応えは相手と互角で、最終的には並んでゴールする「併入」の形に終わった。

問題は相手が格下馬だった点で、その格下馬に対して明確に先着できなかったことはやや物足りなさが残る内容といわざるをえない。

今週の最終追い切りはレーン騎手が跨り、3頭併せの真ん中に入る形で行われた。

ゴール前から1角にかけて追われての最終的な併入という結果で、鞍上の評価や反応がどう出るかに注目が集まる内容だった。

本番と同じ騎手が追い切りに参加していることは陣営の本気度を示しており、その点はポジティブに捉えたい。

全体を通じての評価は「前走と同程度の仕上がり」というのが現実的な見立てだ。

絶好調とは言い切れないものの、力を出し切れないほどの状態でもなく、能力がある馬だけに現状維持の仕上がりでどこまでやれるかが焦点となる。

先週の猛稽古での疲労が本番までにどう抜けるかも、最終的なパフォーマンスに影響してくるだろう。

【ジョスラン調教・追い切り情報】

ジョスランは放牧先から5月1日に美浦へ帰厩した。

レース2週前という遅めの帰厩であり、中間の追い切りも計4本にとどまる。

数字だけ見れば調教量に不安を感じるかもしれないが、この馬はこれまでも牧場でしっかりと乗り込まれた状態で帰厩し、そのまま本番へ向かうスタイルで実績を積み上げてきた経緯がある

調整過程における特段の問題はなく、陣営としても想定どおりの仕上げといえるだろう。

ここ2週はWコースで僚馬との併せ馬形式で追い切りを行っている

先週は助手騎乗で行われ、馬が終始行きたがる面を見せており、気の強さや前向きさが改めて確認された。

ただそうした状況でも格下馬を相手にきっちり追走し先着を果たしており、コントロールが利いた状態での高いパフォーマンスという点は評価に値する。

今週の最終追い切りでは本番の手綱を取る戸崎騎手が騎乗した。

直線で何度か手前を替えさせるような仕草が見られた点は気になるが、ゴール前ではスムーズな走りに戻り、僚馬と追走しながら併入という形で締めくくった。

手前の問題が本番でのロスにつながるかは注視が必要だが、戸崎騎手が直接馬の感触を確認したことは大きな意味を持つ。

総合的な仕上がりについては「現時点の実力をきちんと出し切れる状態」という評価が妥当だ。

帰厩が遅く追い切り本数が少ないというマイナス材料はあるが、牧場での乗り込みが前提となるこの馬のスタイルを踏まえれば過度な不安は不要。

戸崎騎手とのコンビで、持てる力を存分に発揮できるかに注目したい。

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