【アイビスサマーダッシュ2026】競走馬情報|連覇狙う快速女王ピューロマジックに、直千巧者が総力戦

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【クイーンステークス2026】競走馬情報|GⅠ帰りの実力馬に上がり馬が挑む、夏の札幌牝馬決戦

2026年8月2日(日)15時25分発走、札幌競馬場・芝1800メートルで行われる第74回クイーンステークス(GⅢ・3歳上牝馬・別定)。秋のGⅠ戦線を目指す実力牝馬が集う、夏の伝統重賞です。ヴィクトリアマイル4着のエリカエクスプレスを中心に、函館記念2着のケリフレッドアスク、巴賞を快勝したヴーレヴーなど好メンバーが揃いました。それでは、有力各馬の最新情報を1頭ずつ詳しく見ていきましょう。


ボンドガール(牝5歳・手塚貴久厩舎)

悲願の重賞初制覇がかかる、素質馬です。父ダイワメジャー、母バンビーナという血統で、半兄に重賞2勝のサリオスがいる良血。デビュー戦では、後の桜花賞馬アスコリピチェーノを相手に勝利を収めた実力の持ち主です。

2023年の新潟2歳ステークスでは、上がり最速の末脚を繰り出して2着に好走。その後もサウジアラビアロイヤルカップ、そして2024年のこのクイーンステークスで2着に入るなど、重賞戦線で堅実に好走を続けてきました。しかし、あと一歩のところで勝ち切れず、重賞のタイトルには手が届いていません。

前走のヴィクトリアマイルは14着と大敗を喫しましたが、東京マイルの忙しい流れが合わなかった面もありそうです。一昨年に2着している札幌1800メートルは、本馬にとって好舞台。父ダイワメジャー譲りの先行力と、勝負どころでの立ち回りの巧さは、洋芝・小回りの札幌コースで存分に生きるはずです。今回は佐々木大輔騎手とのコンビが想定されており、素質開花で悲願のタイトルを掴めるか。地力上位の一頭として、上位争いは必至です。


エリカエクスプレス(牝4歳・杉山晴紀厩舎)

ヴィクトリアマイル4着の実績を引っ提げ、中心的存在として臨む一頭です。父エピファネイア、母エンタイスド、母父ガリレオという血統で、母は愛ダービー馬カプリなどの全きょうだいという欧州の一流中距離牝系の出身です。

2歳時にはフェアリーステークスを制するなど、早くから素質の高さを示してきました。今年はチューリップ賞3着、そして前走のヴィクトリアマイルでは4着と、GⅠでも堅実に上位を確保しています。前走は後傾ラップを逃げ残る形での好走で、本来は1600メートルよりも1800メートルが適距離とみられるだけに、今回の距離延長はプラス材料です。

1週前追い切りはCWコースで単走。馬なりのまま6ハロン78秒5-11秒1という好時計をマークし、状態の良さをアピールしました。杉山晴紀調教師は「もともとクイーンSを本線に逆算してやってきて、順調にきています。今は少しふっくら見せていますが、輸送してちょうどよくなると思います」とコメント。仕上がりはメンバー随一との評価も出ています。鞍上は武豊騎手が想定されており、データ的にも最有力のヴィクトリアマイル組。軸候補の筆頭といえます。


ヴーレヴー(牝4歳・武幸四郎厩舎)

巴賞を3馬身半差で圧勝した勢いそのままに臨む、上がり馬です。父サトノクラウン、母マンハッタンダンスという血統で、母母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞を勝った欧州の中距離牝系の出身です。

長らく勝ち切れないレースが続いていましたが、前走の巴賞では、この馬本来の能力を存分に発揮する圧勝劇を演じました。函館芝1800メートルで3馬身半差をつける完勝は、одにわかに評価を高めるに十分な内容。立ち回りの巧さと決め手を兼ね備えており、洋芝への適性も証明しました。

サトノクラウンの牝駒らしく、今は1800メートルがベスト距離。この牝系らしい機動力を武器に、札幌の小回りコースは絶好の舞台となります。1週前追い切りでは札幌ダートコースで迫力満点の動きを見せてА評価を獲得し、千葉助手も好感触を口にしています。復活を印象づけた前走からの上積みも見込め、勢いに乗る一頭。鞍上は横山典弘騎手が想定されており、重賞初制覇を狙います。上位争いに加わる資格は十分です。


ケリフレッドアスク(牝4歳・武英智厩舎)

函館記念2着と、牡馬混合の重賞で好走した実力馬です。父ドゥラメンテ、母フォリアード、母父ディープインパクトという血統で、ファンタジストやアスクワンタイムの4分の3妹にあたります。

もともとは前で運ぶ競馬をしていましたが、脚質転換に成功して差しの競馬が板についてきました。今年は福島牝馬ステークスで4着に善戦すると、前走の函館記念では2着に好走。この函館記念は、直線でよく追い上げたものの、勝ち馬の斜行の影響もあってスッキリしない結果に終わっており、展開ひとつでは勝っていた可能性もある内容でした。

牡馬混合の重賞で通用した地力は、牝馬限定のここでは当然上位。57キログラムを背負う点は他馬との比較でやや割引材料ですが、それだけの実績を残してきた証でもあります。父ドゥラメンテはキングヘイローの母系を通じてヘイローの血も引いており、このレースで活躍する血統傾向にも合致。小回りをパワーで捲り差すタイプだけに、札幌コースは合いそうです。横山武史騎手とのコンビで、今度こそ納得のいく結果を残したいところです。


ココナッツブラウン(牝6歳・上村洋行厩舎)

昨年のこのレースの2着馬で、リベンジに燃える一頭です。父キタサンブラック、母ルアーズストリート、母父キングカメハメハという血統。サンデー系×キングマンボ系という王道の中距離配合で、総合力の高さが魅力です。

重賞勝ちこそないものの、札幌記念2着やエリザベス女王杯への出走など、常にトップクラスのレースで堅実に走ってきました。昨年のクイーンステークスでは2着と好走し、札幌1800メートルへの高い適性を示しています。前走のヴィクトリアマイルは5着と、GⅠでも上位を確保しました。

1週前追い切りはダートコースを単走でこなし、柴原助手は「いつも通りの動き。何とか重賞を取ってほしい」とコメント。状態面に不安はなさそうです。前走ヴィクトリアマイル5着というGⅠ組の好条件、そして昨年2着というコース実績と、好走の裏付けは十分。6歳という年齢はデータ的にやや割引材料ですが、リピーター傾向のあるこのレースでは軽視できません。北村友一騎手とのコンビで、今年こそ重賞のタイトルを掴みたいところです。堅実さを武器に、上位争いは必至です。


コガネノソラ(牝5歳・菊沢隆徳厩舎)

2024年のこのレースの覇者で、得意の舞台で復活を狙う一頭です。父ゴールドシップ、母マイネヒメル、母父ロージズインメイという血統。ゴールドシップ×ロージズインメイという配合はヘイロー4×5・6のクロスを持ち、まさにこのレースで活躍する血統傾向を体現する存在です。

2024年のクイーンステークスでは、豪快な差し脚を繰り出して優勝。同配合のウインピクシスも2023年に2着しており、この血統と札幌1800メートルの相性の良さは実証済みです。近走はやや振るわない結果が続いていましたが、得意の舞台に戻る今回は、巻き返しに期待がかかります。

1週前追い切りでは終い10秒9という鋭い伸びを見せ、菊沢隆徳調教師も「満足のいく仕上がり」とコメント。好気配を維持しています。父ゴールドシップ譲りのスタミナと勝負根性、そして母父ロージズインメイのパワーで、洋芝適性は抜群。芦毛の馬体で豪快に差してくる姿は、まさにこのレースにハマります。丹内祐次騎手が想定されており、リピーター適性を存分に発揮できれば、連覇級の走りも十分。馬場が渋れば、一段と怖い存在になります。


カテリーナ(牝5歳・田中克典厩舎)

五稜郭ステークスを勝って勢いに乗る、上昇一途の一頭です。父ホークビル、母フェリーチェレガロ、母父マンハッタンカフェという血統。母父マンハッタンカフェはサンデーサイレンス系で、菊花賞や天皇賞・春を制した名ステイヤー。スタミナと底力を伝える血統です。

条件クラスを勝ち上がってきた馬ですが、前走の五稜郭ステークス(函館芝1800メートル)を制し、オープンクラスでも通用する力を示しました。上がり馬らしい勢いがあり、洋芝・小回りの北海道コースで結果を残している点は、大きなアドバンテージです。

全体的に欧州的なパワーとスタミナに寄った配合で、時計のかかるタフな展開になれば持ち味が生きてきます。母父マンハッタンカフェの血を通じてサンデーサイレンスのクロスを持つ点も、このレースの活躍血統傾向に通じる要素。5歳牝馬という年齢はデータ的にも中心世代です。ただし、前走が条件クラスからの臨戦となる点は、GⅠ組が中心のこのレースではやや割引材料。それでも北海道での勢いは本物で、浜中俊騎手とのコンビで、重賞の舞台でどこまでやれるか注目されます。展開が向けば、上位食い込みも狙える立場です。


フェスティバルヒル(牝3歳・音無秀孝厩舎)

ファンタジーステークスの覇者で、世代限定戦から古馬に挑む3歳馬です。父サートゥルナーリア、母ミュージアムヒル、母父ハーツクライという血統。サートゥルナーリア×ハーツクライはニックス(好相性)になりそうな配合で、ロベルト系の血も引くパワー型のため、洋芝適性は高いとみられます。

2歳時に1400メートルのファンタジーステークスを制し、世代上位の実力を証明しました。前走の桜花賞は、休み明けの影響もあって大敗を喫してしまいましたが、能力そのものが問われる内容ではありませんでした。

このレースは3歳馬が近3年で2勝と好相性であり、しかも52キログラムという最軽量の斤量は大きなアドバンテージです。1400メートルのファンタジーステークスを勝っていますが、血統的には1800メートルぐらいがよさそうで、今回の距離延長はむしろ歓迎材料。前走の桜花賞というGⅠ帰りの3歳馬という点も、データ的な好条件に合致します。休み明けを叩かれた上積みも見込め、一変があって驚けません。鞍上は西村淳也騎手が想定されており、軽量を武器に大駆けを狙います。


まとめ

クイーンステークス2026は、GⅠ帰りの実力馬に、勢いに乗る上がり馬が挑む構図となりました。

中心は、ヴィクトリアマイル4着で1週前追い切りも抜群のエリカエクスプレス。1800メートルへの距離延長がプラスに働き、データ的にも最有力のヴィクトリアマイル組です。同じGⅠ組では、昨年2着のココナッツブラウンがコース適性で対抗筆頭。そして得意の舞台で復活を狙う2024年覇者コガネノソラも、血統・実績ともに侮れません。

上がり馬では、巴賞を圧勝したヴーレヴー、函館記念2着のケリフレッドアスクが実力上位。悲願の重賞初制覇がかかるボンドガールも、コース適性を考えれば見逃せない存在です。さらに、五稜郭ステークス勝ちのカテリーナ、52キロの軽量で一変が期待できる3歳のフェスティバルヒルと、伏兵も多彩に揃いました。

過去のデータが示す通り、このレースは前走GⅠ組と内枠が鍵。実力と適性を兼ね備えた馬を軸に、当日の洋芝の状態と枠順を見ながら、最終的な狙いを絞り込んでいきたい一戦です。




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