【レパードステークス2026 競走馬情報】砂の超新星が集結!3歳ダート王決定戦の有力8頭を徹底解説
2026年8月9日(日)15時35分発走、新潟競馬場・ダート1800メートルで行われる第18回レパードステークス(GⅢ・3歳・馬齢)。JRAでは数少ない3歳限定のダート重賞で、秋のダート戦線を占う登竜門です。過去にはトランセンドやホッコータルマエ、そして2024年覇者ミッキーファイトなど、後のダートGⅠ戦線で活躍する馬を輩出してきました。本記事では、砂の超新星候補が集うこの一戦の有力各馬を、1頭ずつ詳しく見ていきましょう。
パイロマンサー(牡3歳・吉村圭司厩舎/岩田望来)
中東の経験を自信に変える世代トップクラスの実力馬。デビューから3連勝で全日本2歳優駿を制覇したポテンシャルは、世代屈指といえます。前走はUAEダービーに挑戦し、世界の強豪たちを相手に3着と立派な内容。国際経験を積んで、さらなる成長が期待されます。
父はパイロ、母セントリフュージ、母父ハードスパンという配合で、パイロ産駒はレパードステークスと好相性のダート血統。エーピーインディ系らしいパワーとスタミナを備えています。メイクデビュー京都、もちの木賞と連勝したダート1800メートルには自信があり、国内戦に限れば3戦3勝と負けなし。距離にも不安はありません。岩田望来騎手を配し、世代ナンバーワンの実績で堂々の主役を張ります。UAEダービー3着という国際舞台での経験は、この世代限定戦では大きなアドバンテージ。能力の絶対値はメンバー屈指で、力を出し切れば勝ち負けは必至。秋のダートGⅠ戦線につながる走りを見せられるか、注目の一頭です。
メルカントゥール(牡3歳・杉山晴紀厩舎/坂井瑠星)
砂の良血が開花寸前の素質馬。デビューから4戦オール連対という抜群の安定感を誇り、明確な武器となるレースセンスの高さが光ります。半兄がダート重賞で4勝を挙げたコパノキッキングという良血で、血統的な裏付けも十分です。
父はルヴァンスレーヴ、母セラドン、母父Gold Halo(ゴールドヘイロー)という配合。父ルヴァンスレーヴはJRA最優秀ダートホースで、ダート中距離に高い適性を伝えます。前走のユニコーンステークスは、勝ち馬とクビ差の2着ながら、3着に4馬身差をつける圧巻の内容でした。まだ幼さを残しながらこの走りができるあたり、成長の余地は大きく、重賞制覇は目前といえます。騎乗するジョッキーが口をそろえて幼さを指摘するほどで、完成度が上がればさらに強くなるタイプ。坂井瑠星騎手を配し、世代トップクラスの実力で勝ち負けを狙います。安定感と成長力を兼ね備えた、中心的存在の一頭。ここでの重賞初制覇へ、態勢は整いました。
マクリール(牡3歳・手塚貴久厩舎/戸崎圭太)
弱点の少ない安定型の実力馬。重賞初挑戦となりますが、今回と同距離の雲取賞(大井)で3着に入った実績があり、コース経験は財産です。初ブリンカー着用となった前走の小金井特別では、単勝オッズ1.9倍の支持に応えて勝利。年長馬たちを一蹴する強い内容を見せました。
父はロードカナロア、母アイリッシュシー、母父Galileoという世界的な超良血。半兄は2024年サウジアラビアロイヤルカップで2着に好走したタイセイカレントという血統背景も魅力です。ロードカナロア産駒らしいスピードと機動力を武器に、新潟ダート1800メートルの立ち回りにも対応可能。手塚貴久厩舎×ノーザンファーム生産馬という王道の組み合わせも心強い材料です。戸崎圭太騎手を配し、ブリンカー効果で集中力が増した今、重賞の舞台でも力を発揮できる態勢が整いました。弱点が少なく崩れにくいタイプだけに、安定した走りで上位争いは必至。血統的な素質は世代でも上位クラスで、内枠を引いてスムーズに立ち回れれば、勝ち負けまで期待できる一頭です。
ドンエレクトス(牡3歳・高木登厩舎/荻野極)
ダートの名門厩舎が送り込む充実の一頭。キャリア9戦中7連対という抜群の堅実さを誇り、硬軟自在の脚質でどんな展開にも対応できるのが強みです。近2戦はともにオープン特別で、伏竜ステークス2着、青竜ステークス1着と、充実ぶりが際立っています。
父はダノンレジェンド、母ドナプリモ、母父フリオーソという生粋のダート血統。所属する高木登厩舎は、ウシュバテソーロやサウンドトゥルーなど、ダートの名馬を数多く手がけてきた名門です。前走の青竜ステークスでは楽に先行して完勝し、状態はさらに上向き。先行力があり、新潟ダート1800メートルの主役候補の一頭に挙げられます。荻野極騎手を配し、青竜ステークスの勢いそのままに重賞初制覇を狙います。硬軟自在でどんな馬場・展開にも対応できる自在性は、荒れやすいこのレースにおいて大きな安定感をもたらします。名門厩舎の期待を背負い、堅実な走りで上位争いに加わる、信頼度の高い一頭です。
ショウナンバンライ(牡3歳・松下武士厩舎/田山旺佑)
砂で覚醒した高額取引の素質馬。兄はともに重賞勝ち馬のラーゴム、エコロブルームという良血で、自身もセレクトセールで高額取引された期待馬です。初勝利は芝でしたが、ダートに転じた近2戦はともに5馬身差の圧勝劇と、完全に本領を発揮しています。
父はオルフェーヴル、母シュガーショック、母父Candy Ride(キャンディライド)という配合。父オルフェーヴルは、ドバイワールドカップ優勝のウシュバテソーロなど、ダートの活躍馬を輩出しています。母父キャンディライドの血で底力と成長力に富み、ダート適性の高さは近2走の圧勝が証明済み。田山旺佑騎手を配し、勢いそのままに重賞の舞台に挑みます。父オルフェーヴル譲りのスタミナを生かし、身上は好位からの押し切り。新潟ダート1800メートルの長い直線で、パワーとスタミナでねじ伏せる競馬が理想です。5馬身差圧勝を連発する破格のパフォーマンスは、世代上位級。成長力に富む血統だけに、さらなる上昇も見込める注目の上がり馬で、一気の重賞制覇があっても驚けません。
オンザムービー(牡3歳・牧田和弥厩舎/未定)
夏のダートで急上昇中の上がり馬。デビューから5戦した芝では勝利を挙げられませんでしたが、ダートに転じて2戦2勝と本領を発揮しています。札幌の前走は、自ら動いて行く形で後続に1秒8差をつける圧勝劇。破格の内容で、一気に評価を上げました。
父はサンダースノー、母インザムービー、母父リアルインパクトという配合。父サンダースノーはドバイワールドカップを連覇した世界的なダート王で、産駒にダートのパワーとスタミナを強く伝えます。長く使える末脚がストロングポイントで、重賞の締まった流れも向きそうです。母父リアルインパクトは安田記念を制したスピード馬で、快速の要素を補完。芝で培ったスピードとダートのパワーを兼ね備え、新潟の長い直線でこそ持ち味が生きるタイプです。1秒8差という圧勝の内容から、ダート適性はもはや疑いようがありません。上がり馬らしい勢いと成長力に期待がかかり、展開が向けば人気以上の走りも十分。ドバイワールドカップ連覇馬を父に持つスケール感を武器に、重賞の舞台でどこまで通用するか注目の一頭です。
タガノアバンドーネ(牡3歳・角田晃一厩舎/川田将雅)
抜群のレースセンスが光る素質馬。半兄タガノマカシヤも昨年の当レースに出走(11着)しており、兄の借りを返したい一戦です。1番人気に支持された前走では、正攻法の競馬で年長馬を撃破。重馬場のハイペースにも対応し、地力の高さを証明しました。
父はモズアスコット、母タガノディーバ、母父フジキセキという配合。父モズアスコットは安田記念とフェブラリーステークスに勝った芝ダートの二刀流で、この馬が産駒のJRAダート重賞初勝利を飾れるかも注目です。抜群のレースセンスと立ち回りの巧さは、機動力が求められる新潟ダート1800メートルで生きるもの。川田将雅騎手を配し、重賞初制覇を狙います。前走で重馬場のハイペースを克服したように、どんな条件でも自分の競馬ができる安定感が武器。正攻法で年長馬を負かした内容は評価が高く、世代同士の一戦なら地力は上位クラスです。スムーズなレース運びができれば、上位争いは必至。兄が果たせなかった当レースでの好走を、弟が実現できるか期待がかかる一頭です。
ヒシアムルーズ(牡3歳・堀宣行厩舎/佐々木大輔)
重賞経験が砂で開花した素質馬。芝でデビュー勝ちを収め、札幌2歳ステークス、青葉賞と芝の重賞にも挑戦してきた実力馬です。初ダートとなった前走で2馬身半差の快勝を収め、パワフルな走りで新境地を開きました。
父はサートゥルナーリア、母ソーメニーウェイズ、母父Sightseeing(サイトシーイング)という配合。父サートゥルナーリアはロベルト系の血を引くパワー型で、ダート適性のある産駒も出しています。半兄ルシュヴァルドールは今年のプロキオンステークスで3着と、ダート重賞で好走した実績があり、一族のダート適性の高さは証明済み。佐々木大輔騎手を配し、初ダート快勝の勢いそのままに重賞に挑みます。芝の重賞で揉まれた経験は、この世代限定戦では大きな財産。パワフルな走りは新潟ダート1800メートルにも対応可能で、距離延長も血統的にこなせる範囲とみられます。名門・堀宣行厩舎の管理馬として、ダートで本格化したその素質がどこまで通用するか。芝重賞の経験値とダートの新境地を武器に、上位争いを狙う注目の一頭です。
まとめ
レパードステークス2026は、砂の超新星候補が集結する好メンバーとなりました。中心は、全日本2歳優駿を制しUAEダービー3着の実績を誇るパイロマンサーと、デビューから4戦オール連対でユニコーンステークス2着のメルカントゥール。この2頭が、実績・素質の両面で世代トップクラスの評価となります。
これに、超良血で前走圧勝のマクリール、ダート名門厩舎で堅実なドンエレクトス、5馬身差圧勝を連発するショウナンバンライが続きます。さらに、1秒8差圧勝のオンザムービー、レースセンス抜群のタガノアバンドーネ、初ダート快勝のヒシアムルーズと、勢いのある上がり馬も多彩。荒れやすい一戦だけに、実績馬と上がり馬の力関係、そして枠順を照らし合わせながら、狙いを定めたい一戦となります。
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