【ココナッツブラウン】
牝6歳。
父キタサンブラック、母ルアーズストリート(母父キングカメハメハ)。
調教師は栗東の上村洋行厩舎。
父キタサンブラックは長距離から中距離に強い産駒が多いが、母父キングカメハメハの影響でマイル適性も持ち合わせる可能性がある。
これまでのキャリアは、転機となったのは5走前の錦S(オープン)。
2着ガイアメンテに2馬身半の差をつけて快勝し、勝ち時計1分33秒1(稍重)はマイルにおける高い能力の証明になった。
その好走を皮切りに夏場から急成長。
クイーンS2着に続き、牡馬も出走した実力馬ぞろいの札幌記念でも2着と、一気に重賞路線でも存在感を発揮するようになった。
GⅠ初挑戦・エリザベス女王杯昨秋に挑んだエリザベス女王杯ではGⅠ初参戦ながら5着入線。
勝ち馬との差は0.5秒で、初めてのGⅠ舞台と考えれば十分上々の内容だった。
前走・小倉牝馬Sの内容は、55.5kgのハンデを背負いながら中団から末脚を伸ばし3着。
ゴール前で2頭に交わされたものの、勝ち馬との差はわずか0.1秒。
重い斤量を考慮すれば実質的な地力の高さが示された。
ヴィクトリアマイルへの展望は、東京芝1600mは今回が初挑戦だが、錦Sの好時計が示すワンターンのマイル適性と、一級品の末脚を持つこの馬には合うイメージの舞台だ。
昨夏以降の急成長がまだ続いているとすれば、GⅠでの好勝負も十分ありうる。
伏兵ながら侮れない一頭だ。
【ニシノティアモ】
牝5歳。
父ドゥラメンテ、母ニシノアモーレ(母父コンデュイット)。
調教師は美浦の上原佑紀厩舎。
父ドゥラメンテは中距離から長距離に強い産駒が多いが、切れ味鋭い末脚を武器にする点はマイルでも活きる可能性がある。
これまでのキャリアは、昨年6月の1勝クラスから休養を挟みつつ2勝クラス、3勝クラスと連勝を重ね、11月の福島記念まで4連勝を達成。
条件クラスから重賞まで一気に駆け上がった本格化の軌跡は鮮やかだった。
福島記念では2着のエコロヴァルツ(同年の大阪杯4着馬)を退けており、重賞レベルの実力を裏付ける内容だった。
GⅠでも通用する素地は十分に示している。
前走・中山牝馬Sの内容は、中団と後方の間から追走し、直線で外に出したものの前の馬を捕らえ切れず5着。
連勝は止まったが、推定上がり3ハロン35秒1はメンバー中最速。
展開とコース取りに泣いた形での敗戦であり、力負けとは言えない内容だった。
ヴィクトリアマイルへの展望は、マイル1600mは2024年のフェアリーS(5着)以来久々となる。
本来は中距離向きとみられてきたが、初勝利を東京コースで挙げた実績があり、広いコースへの替わりは歓迎材料だ。
追い込み脚質で展開に左右されやすい面はあるが、GⅠのペースが引き締まれば末脚が最大限に活きる。
前走の上がり最速が示す末脚の一級品ぶりを武器に、大外から一気に突き抜けるシーンも十分考えられる。
波乱を演出しうる要警戒の一頭だ。
【パラディレーヌ】
牝4歳。
父キズナ、母パラダイスガーデン(母父Closing Argument)。
調教師は栗東の千田輝彦厩舎。
父キズナはヴィクトリアマイルとの相性が良く、東京芝での産駒活躍が目立つ。
長く脚を使う持続力型の走りが持ち味で、広いコースでじっくり末脚を伸ばすスタイルに向いた血統構成だ。
これまでのキャリアは、重賞タイトルにはまだ手が届いていないが、GⅠでの実績は侮れない。
昨年の秋華賞でいきなり3着に入ると、続くエリザベス女王杯でも2着と連続好走。
重賞未勝利でありながらGⅠ2戦で連続して馬券圏内を確保した実力は、このメンバーの中でも上位に位置する評価に値する。
今年の2戦と敗因は、年明け以降2戦したが、前々走はハンデ差による斤量不利が響いて3着、前走は致命的な出遅れで8着と、いずれも本来の力を発揮できない不完全燃焼な結果が続いた。
どちらも外的要因が主な敗因であり、地力そのものが落ちたとは判断しづらい。
ヴィクトリアマイルへの展望は、初挑戦となるマイル1600mへの適性が最大の焦点だ。
好走実績はいずれも2000m以上で、距離短縮が課題となる。
しかし長く脚を使う持続型の末脚は直線の長い東京向きで、スムーズな競馬ができれば本来の力を存分に発揮できる舞台条件といえる。
今年2戦の不完全燃焼を払拭し、GⅠ連続好走の実力が再び表れれば、上位争いに食い込む可能性は十分ある。
スタートさえ決まれば、侮れない一頭だ。
【ラヴァンダ】
牝5歳。
父シルバーステート、母ゴッドパイレーツ(母父ベーカバド)。
調教師は栗東の中村直也厩舎。
後方からの鋭い末脚を最大の武器とする追い込みタイプで、直線の長い東京コースで特に能力が引き出されるタイプだ。
これまでのキャリアは、3歳時からフローラS2着、秋華賞4着と素質の高さを示してきた。
4歳秋のアイルランドTでは後方待機から推定上がり3ハロン32秒4の圧倒的な末脚を繰り出し重賞初制覇を達成。
さらに今年の東京新聞杯でも牡馬相手に2着と、末脚の凄みを改めて証明した。
東京コースとの相性は、最大の強みはメンバー中でも際立つ東京芝重賞での豊富な実績だ。
フローラS2着、府中牝馬S3着、アイルランドT1着、東京新聞杯2着と4度の好走歴がある。
今回の舞台である東京芝1600mはまさにこの馬が最も輝けるコースといえる。
前走・阪神牝馬Sの内容は、3番人気に推されたが末脚が不発に終わり8着と大敗。
勝ち馬との差は0.7秒で、昨年の同レース3着と比較しても物足りない内容だった。
ただし阪神コースは本来の適性から外れており、今回の東京替わりで確実な上積みが見込める。
ヴィクトリアマイルへの展望は、舞台が東京芝に替わる今回は、前走から大きく条件が好転する。
追い込み脚質で展開への依存度は高いが、ペースが上がって末脚を活かせる流れになれば、上がり最速で差し切るシーンも現実的だ。
GⅠ初制覇へ、最も適した舞台での一発に期待がかかる。
【アイサンサン】
牝4歳。
父キズナ、母ウアジェト(母父シンボリクリスエス)。
調教師は栗東の橋田宜長厩舎。
注目すべきは全姉がアカイイトという点で、2021年のエリザベス女王杯を10番人気で豪快なまくり差しを決めて制した大物食いの血統。
本馬も姉同様のサプライズを秘めた存在として注目される。
これまでのキャリアは、芝1400〜1600mを主戦場に通算5勝を挙げ、うち3勝がマイル1600mでの勝利。
今回と同じ東京芝1600mでも勝ち星があり、舞台適性は実績で証明されている。
成績の波は少なく、着実に力をつけながらクラスを駆け上がってきた。
前走・愛知杯の内容は、最外枠18番という不利な枠順からスタートしたにもかかわらず、積極的に先手を奪い先頭でレースを進める強気の競馬を選択。
直線ではラチ沿いを快走し、一度ソルトクィーンに交わされる苦しい場面を迎えたが、そこから粘り強く差し返してゴール。
勝負根性と馬の強さを同時に示した内容だった。
重賞初制覇と同時に、管理する橋田宜長調教師のJRA初勝利が重賞という快挙も話題となった。
ヴィクトリアマイルへの展望は、3勝クラスから愛知杯まで連勝中の上昇気流に乗り、勢いだけでいえばメンバー中でも引けを取らない。
東京芝1600mでの勝利経験という舞台実績も心強く、コース不安はない。
一方でGⅢからGⅠへの格上挑戦は初めてであり、エンブロイダリーら実績馬との力量差がどれほどかは未知数。
しかし全姉が見せた大波乱の再現を期待するファンも多く、連勝の勢いで一気に頂点まで駆け上がれるか、楽しみな一頭だ。
牝6歳。
父キタサンブラック、母ルアーズストリート(母父キングカメハメハ)。
調教師は栗東の上村洋行厩舎。
父キタサンブラックは長距離から中距離に強い産駒が多いが、母父キングカメハメハの影響でマイル適性も持ち合わせる可能性がある。
これまでのキャリアは、転機となったのは5走前の錦S(オープン)。
2着ガイアメンテに2馬身半の差をつけて快勝し、勝ち時計1分33秒1(稍重)はマイルにおける高い能力の証明になった。
その好走を皮切りに夏場から急成長。
クイーンS2着に続き、牡馬も出走した実力馬ぞろいの札幌記念でも2着と、一気に重賞路線でも存在感を発揮するようになった。
GⅠ初挑戦・エリザベス女王杯昨秋に挑んだエリザベス女王杯ではGⅠ初参戦ながら5着入線。
勝ち馬との差は0.5秒で、初めてのGⅠ舞台と考えれば十分上々の内容だった。
前走・小倉牝馬Sの内容は、55.5kgのハンデを背負いながら中団から末脚を伸ばし3着。
ゴール前で2頭に交わされたものの、勝ち馬との差はわずか0.1秒。
重い斤量を考慮すれば実質的な地力の高さが示された。
ヴィクトリアマイルへの展望は、東京芝1600mは今回が初挑戦だが、錦Sの好時計が示すワンターンのマイル適性と、一級品の末脚を持つこの馬には合うイメージの舞台だ。
昨夏以降の急成長がまだ続いているとすれば、GⅠでの好勝負も十分ありうる。
伏兵ながら侮れない一頭だ。
【ニシノティアモ】
牝5歳。
父ドゥラメンテ、母ニシノアモーレ(母父コンデュイット)。
調教師は美浦の上原佑紀厩舎。
父ドゥラメンテは中距離から長距離に強い産駒が多いが、切れ味鋭い末脚を武器にする点はマイルでも活きる可能性がある。
これまでのキャリアは、昨年6月の1勝クラスから休養を挟みつつ2勝クラス、3勝クラスと連勝を重ね、11月の福島記念まで4連勝を達成。
条件クラスから重賞まで一気に駆け上がった本格化の軌跡は鮮やかだった。
福島記念では2着のエコロヴァルツ(同年の大阪杯4着馬)を退けており、重賞レベルの実力を裏付ける内容だった。
GⅠでも通用する素地は十分に示している。
前走・中山牝馬Sの内容は、中団と後方の間から追走し、直線で外に出したものの前の馬を捕らえ切れず5着。
連勝は止まったが、推定上がり3ハロン35秒1はメンバー中最速。
展開とコース取りに泣いた形での敗戦であり、力負けとは言えない内容だった。
ヴィクトリアマイルへの展望は、マイル1600mは2024年のフェアリーS(5着)以来久々となる。
本来は中距離向きとみられてきたが、初勝利を東京コースで挙げた実績があり、広いコースへの替わりは歓迎材料だ。
追い込み脚質で展開に左右されやすい面はあるが、GⅠのペースが引き締まれば末脚が最大限に活きる。
前走の上がり最速が示す末脚の一級品ぶりを武器に、大外から一気に突き抜けるシーンも十分考えられる。
波乱を演出しうる要警戒の一頭だ。
【パラディレーヌ】
牝4歳。
父キズナ、母パラダイスガーデン(母父Closing Argument)。
調教師は栗東の千田輝彦厩舎。
父キズナはヴィクトリアマイルとの相性が良く、東京芝での産駒活躍が目立つ。
長く脚を使う持続力型の走りが持ち味で、広いコースでじっくり末脚を伸ばすスタイルに向いた血統構成だ。
これまでのキャリアは、重賞タイトルにはまだ手が届いていないが、GⅠでの実績は侮れない。
昨年の秋華賞でいきなり3着に入ると、続くエリザベス女王杯でも2着と連続好走。
重賞未勝利でありながらGⅠ2戦で連続して馬券圏内を確保した実力は、このメンバーの中でも上位に位置する評価に値する。
今年の2戦と敗因は、年明け以降2戦したが、前々走はハンデ差による斤量不利が響いて3着、前走は致命的な出遅れで8着と、いずれも本来の力を発揮できない不完全燃焼な結果が続いた。
どちらも外的要因が主な敗因であり、地力そのものが落ちたとは判断しづらい。
ヴィクトリアマイルへの展望は、初挑戦となるマイル1600mへの適性が最大の焦点だ。
好走実績はいずれも2000m以上で、距離短縮が課題となる。
しかし長く脚を使う持続型の末脚は直線の長い東京向きで、スムーズな競馬ができれば本来の力を存分に発揮できる舞台条件といえる。
今年2戦の不完全燃焼を払拭し、GⅠ連続好走の実力が再び表れれば、上位争いに食い込む可能性は十分ある。
スタートさえ決まれば、侮れない一頭だ。
【ラヴァンダ】
牝5歳。
父シルバーステート、母ゴッドパイレーツ(母父ベーカバド)。
調教師は栗東の中村直也厩舎。
後方からの鋭い末脚を最大の武器とする追い込みタイプで、直線の長い東京コースで特に能力が引き出されるタイプだ。
これまでのキャリアは、3歳時からフローラS2着、秋華賞4着と素質の高さを示してきた。
4歳秋のアイルランドTでは後方待機から推定上がり3ハロン32秒4の圧倒的な末脚を繰り出し重賞初制覇を達成。
さらに今年の東京新聞杯でも牡馬相手に2着と、末脚の凄みを改めて証明した。
東京コースとの相性は、最大の強みはメンバー中でも際立つ東京芝重賞での豊富な実績だ。
フローラS2着、府中牝馬S3着、アイルランドT1着、東京新聞杯2着と4度の好走歴がある。
今回の舞台である東京芝1600mはまさにこの馬が最も輝けるコースといえる。
前走・阪神牝馬Sの内容は、3番人気に推されたが末脚が不発に終わり8着と大敗。
勝ち馬との差は0.7秒で、昨年の同レース3着と比較しても物足りない内容だった。
ただし阪神コースは本来の適性から外れており、今回の東京替わりで確実な上積みが見込める。
ヴィクトリアマイルへの展望は、舞台が東京芝に替わる今回は、前走から大きく条件が好転する。
追い込み脚質で展開への依存度は高いが、ペースが上がって末脚を活かせる流れになれば、上がり最速で差し切るシーンも現実的だ。
GⅠ初制覇へ、最も適した舞台での一発に期待がかかる。
【アイサンサン】
牝4歳。
父キズナ、母ウアジェト(母父シンボリクリスエス)。
調教師は栗東の橋田宜長厩舎。
注目すべきは全姉がアカイイトという点で、2021年のエリザベス女王杯を10番人気で豪快なまくり差しを決めて制した大物食いの血統。
本馬も姉同様のサプライズを秘めた存在として注目される。
これまでのキャリアは、芝1400〜1600mを主戦場に通算5勝を挙げ、うち3勝がマイル1600mでの勝利。
今回と同じ東京芝1600mでも勝ち星があり、舞台適性は実績で証明されている。
成績の波は少なく、着実に力をつけながらクラスを駆け上がってきた。
前走・愛知杯の内容は、最外枠18番という不利な枠順からスタートしたにもかかわらず、積極的に先手を奪い先頭でレースを進める強気の競馬を選択。
直線ではラチ沿いを快走し、一度ソルトクィーンに交わされる苦しい場面を迎えたが、そこから粘り強く差し返してゴール。
勝負根性と馬の強さを同時に示した内容だった。
重賞初制覇と同時に、管理する橋田宜長調教師のJRA初勝利が重賞という快挙も話題となった。
ヴィクトリアマイルへの展望は、3勝クラスから愛知杯まで連勝中の上昇気流に乗り、勢いだけでいえばメンバー中でも引けを取らない。
東京芝1600mでの勝利経験という舞台実績も心強く、コース不安はない。
一方でGⅢからGⅠへの格上挑戦は初めてであり、エンブロイダリーら実績馬との力量差がどれほどかは未知数。
しかし全姉が見せた大波乱の再現を期待するファンも多く、連勝の勢いで一気に頂点まで駆け上がれるか、楽しみな一頭だ。