
【クロワデュノール調教・追い切り情報】

GT2連勝中の日本のエース・クロワデュノールの最終追い切りは6月10日(水)に栗東Wコースで実施され、82.6-67.4-52.4-37.4-23.2-11.2という時計をマークしました。前走後は放牧を挟んで5月20日に栗東へ帰厩し、24日から今週にかけてすべてWコースでの併せ馬を週2本ずつ計6本こなしており、調教量に不足はありません。トップクラスの馬らしい充実した乗り込みです。
注目すべきは水曜の追い切りをすべて団野騎手が騎乗している点です。主戦級の騎手が継続して跨ることで、馬の状態をきめ細かく確認しながら仕上げを進めている様子がうかがえます。先週は2頭を追走して大外を回り、ゴール過ぎまでしっかり追われて最先着。時計を要する馬場としては十分な好時計をマークしており、力強い動きを見せました。
今週の最終追いはオープン馬を追走して内に併せ、ほぼ併入の形でゴールしています。強い相手と併せ馬を行いながら無理なく併入できる点は、能力の高さと余裕のある仕上がりを示しています。時計的にも安定して走れており、大阪杯・天皇賞(春)を連勝した前走時の好調な状態をしっかり維持できていることが確認できます。
総じて、調教量・動きの質・状態維持のすべてが揃った文句なしの仕上がりです。GT2連勝中の充実ぶりを当週の追い切りでも示しており、3連勝でのGT5勝目、そして上半期完全制覇という史上初の快挙に向けて、コンディション面の不安は見当たりません。エースにふさわしい万全の態勢が整いました。
【メイショウタバル調教・追い切り情報】

昨年の宝塚記念覇者メイショウタバルの最終追い切りは6月10日(水)に栗東Wコースで実施され、83.3-66.3-51.7-36.8-22.6-10.9という時計をマークしました。放牧先から5月7日に栗東へ帰厩し、14日から今週にかけて5週続けてWコースで長めからの追い切りをこなしており、調教量には全く不足がありません。連覇を狙う馬にふさわしい入念な仕上げです。
調教内容を見ると、ここ2週は単走で進めています。先週は太宰騎手を背に馬場の外めを回って1000m64.8秒、ラスト400mを11.2-11.1秒という鋭い好時計をマーク。終い重点で確かな加速を見せ、状態の良さを証明しました。連覇を狙う昨年の覇者らしい力強い動きでした。
今週の最終追いは助手を背に、ラスト1000mから400mを14秒台のラップでじっくり我慢させる調整を行いました。注目すべきはゴール前で促された際の反応で、きっちり反応して加速しており、馬の反応の良さとコンディションの充実ぶりがうかがえます。タメてからしっかり伸びる動きは、レースでの末脚にもつながる好内容です。
最終追いのラスト1ハロン10.9秒という時計も優秀で、時計的にも十分な水準にあります。5週続けての入念な乗り込みで仕上げてきた点も、得意の阪神2200mで連覇を狙う陣営の本気度を物語っています。
総じて、調教量・動きの質・反応の良さのすべてが揃った万全の仕上がりです。昨年3馬身差で逃げ切った得意の舞台に戻り、史上3頭目の連覇に向けてコンディション面の不安は見当たりません。状態は文句なしの態勢が整いました。
【ミュージアムマイル調教・追い切り情報】

有馬記念馬ミュージアムマイルの最終追い切りは6月10日(水)に栗東坂路で実施され、53.8-38.6-25.0-12.4という時計をマークしました。香港への遠征を断念して放牧先から5月19日に栗東へ再帰厩し、21日から今週にかけてほぼ軽めの内容ながら7本の追い切り本数を何とか確保しています。遠征断念というアクシデントを挟んだ中で、本数を確保してきた点は陣営の調整努力がうかがえます。
先週の追い切りはWコースで実施されました。レーン騎手を背に僚馬を追走し、4角で内から並びかけて直線は強めに追われて併入。ただしラスト400mは11.2-11.5秒とややもの足りない動きで、本来の状態にはまだ届いていない印象でした。
今週の最終追いは助手を背に坂路で僚馬の内に併せ、ラスト300mから強めに追われて微差先着しています。先週よりは良化しており、上昇の気配は見せていますが、まだ完調手前という印象が残ります。皐月賞でクロワデュノールを撃破し有馬記念を制したグランプリホースとしての本来の動きには、もう一歩という段階です。
最大の懸念は、UAE・香港の遠征を2度断念し今年初戦がぶっつけ本番となるローテーションです。実戦から長く離れていたうえに、追い切りも軽めの内容が中心で、状態面の見極めが難しい仕上がりとなっています。
総じて、ミュージアムマイルは本数こそ確保したものの、追い切りの動きはまだ完調手前という印象です。GT2勝の地力は最上位クラスですが、ぶっつけ本番のローテと状態面の不透明感が残るだけに、当日のパドックでの気配や馬体の張りをしっかり見極めたい一頭です。
【ダノンデサイル調教・追い切り情報】

ダービー馬・海外GT馬ダノンデサイルの最終追い切りは6月10日(水)に栗東Wコースで実施され、84.6-69.6-54.5-38.6-24.0-11.7という時計をマークしました。放牧先から5月中旬に栗東へ帰厩し、20日から今週にかけて7本の追い切りをこなしており、調教量に不足はありません。GTを安定して走り続ける実力馬らしい順調な仕上げです。
調教内容を見ると、ここ2週はWコースで追い切られています。先週は戸崎騎手を背に僚馬2頭を追走し、直線半ばでややかかり気味に交わすほどの行きっぷりを見せました。ゴール前で軽く促されると突き放してラスト200mを11.2秒でマークしており、気持ちの乗った力強い動きでした。やや行きたがる面は、それだけ状態が上向いている証とも言えます。
今週の最終追いは安田師を背に単走で軽めの内容でしたが、終始馬なりのままでも直線は見た目以上に速い時計が出ていました。促さずとも自然に時計が出る動きは、馬の力みのない好調さと能力の高さを示しています。軽めの調整でも内容が伴っている点は、ベテランの域に達した実力馬らしい仕上がりです。
近3走でジャパンC・有馬記念・大阪杯とすべてGT3着という安定感を誇る馬だけに、状態面のブレが少ない点は信頼材料です。続けての阪神かつ得意の2200mという条件も後押しとなります。
総じて、ダノンデサイルは調教量・動きの質ともに揃った好状態で、現時点での実力を出し切れる仕上がりです。3戦連続GT3着の壁を破り、得意の舞台で待望のGT3勝目を狙うのに十分なコンディションが整いました。
【レガレイラ調教・追い切り情報】